エースコンバット6感想

AC6・・・エースコンバット6についてです。
私がこれをどれだけ楽しみにしていたかは、XBOX360をこのゲームのために買ったことからも明らかですが、その出来は私を満足させるものではありませんでした。
（以下はEASYでストーリーモードをクリアしての感想です。ACEモードまでクリアして評価が変わる可能性もあります。またあくまで非常に個人的で自己中な感想ですのであしからず。）

エースコンバットといえばいろんな意味で「熱さ」が売りのゲームだと私は思ってます。敵エースとのドッグファイトの熱さ、ストーリーの熱さ、無線のセリフの熱さ・・・。
敵の超兵器に挑む時。
「大陸の空を取り戻せ」
最初交戦すら許可してくれなかった敵エース部隊に再戦を挑む時。
「大丈夫だ！　こっちのエースは向こうのより速い！　交戦を許可する！」

この熱さが6にはありません。

?ストーリーが熱くない
はっきりいってチープ。ダメです。一つの戦争をいろんな視点で見るといえば聞こえがいいですが、どれも安っぽいドラマで主人公＝プレイヤーとの絡みも薄く、盛り上がりに欠けます。「は？　これで終わり？」って感じです。導入は面白いんですが、料理しきれてません。
あとまずかったのは主人公のパートナーであるシャムロックのキャラです。こいつのキャラがもう薄いのなんの。ラーズグリーズ隊や片羽の妖精と比べると紳士すぎて全く面白くありません。平たく言えば個性がない。なんつーか昔のドラクエのキャラみたい。
「帰ろう、愛するもののもとへ」とかテンプレ杉だろ。激ウザス。
（CV小山力也がさらに紳士ぶりに拍車をかけてます）

?敵エースとの対戦が熱くない
これもイマイチ。今回のライバル隊シュトリゴン隊はストーリー上おまけに過ぎません。雑魚より強い敵というだけ。ストーリー中盤で主人公を倒すためにイケメンのパイロットが出て来ますが、こいつとの決戦も盛り上がりません。せっかくシュトリゴン隊を10機近く率いてきたのに自分以外には帰れと言って他の機体は返しちゃうし。そのくせ単機で挑んでくるならまだしも、無人機をいっぱい引き連れてくるし。撃墜すると「勝った」とかぬかしますが、そのかっこよさは同様の最後を遂げたノリス・パッカードの足元にも及びません。

?無線のセリフ
今回はXBOXの処理能力もあって敵の数が半端じゃなく多いです。そのため無線のセリフをあまり堪能できません。ただこれは私自身の処理能力の問題ですので欠点にはならないかもしれません。
ただ記憶に残るほどいいセリフはあんまりなかったかと思います。とくにAWACSの無線は事務的なものばかりでイマイチでした。

?その他
ミッション数が少ない。登場機体が少ないという問題もありますが、こちらはEASYでやっただけなので保留にします。ただアサルトレコードの少なさからすると期待できそうにありませんが。（アサルトレコードはACゼロの10分の1くらいか？）

とまぁ、不満点をつらつらと書きなぐってみました。ストーリーに対する不満が多いですが、そもそもエースコンバットはストーリーとミッションが密接に絡んで盛り上がりを見せる点で衆に優れていた訳です。
S.T.Sさんのブログにもあるように背負っているもの、つまりバックボーンがあると同じ試合、同じゲームでも興奮は倍にも10倍にもなりますが、今回はストーリーとミッションが完全にばらばらで、相乗効果がありませんでした。（あくまで個人的感想ね）
戦闘機同士が戦う。それだけならこれほど支持されるわけありません。
それぞれにドラマを背負った戦闘機同士が戦う。だからこそ面白いんです。

フライトシューティングゲームとして映像はすごい。ゲームとしてもまぁ面白い。
でも「エースコンバット」としてはイマイチでした。
次作を作るなら「エースコンバットの何が支持されているか」をもう一度見つめなおして欲しいですね。

このゲームのためにXBOX360を買った人は結構いるかと思いますが、これからの人には「正直微妙」としておきます。

さて、アイマスでもやるか。
レッスン難しいよ。オーディション仕組みがよくわからん。教えてエロい人。