リンクでたどっていけるシークさんという方のブログで、おそらくシステム屋さんと思われる視線で、今回の輪番停電を批判しておられた。
ざっくりと要約すると、
「企業のシステムも工場の設備も簡単にスイッチONOFF出来ねーよ」
と言う内容で、1日に数時間だけ停電するとONOFFにかかるロスが多大になると指摘されていた。

読んではじめてきづいた。確かにそうである。

私の勤務するトヨタ自動車関連グループは祝日が休みでなく普通に出勤日であり、その代わりとして若干連休(GWやお盆、年末)が長いというカレンダーになっている。これはシークさんの指摘された設備のONOFF作業を極力減らすためである。それを考えると今回の輪番停電がいかに困難なものかが想像できるだろう。

ただ東電の立場もわかる。
地震発生からまだ3日しかたってないため、ろくな検討時間もない中で東電に出来る停電計画、厳しい言い方をすれば東電が一番楽に出来る停電計画を選択せざるを得なかった部分はあるだろう。

たとえば、東電の管轄範囲の小売を除く企業に関しては、当面1週間は休業することを政府から指示するというやり方もあるが、被災地域以外の企業にも影響が出るため、こちらのほうが合理的と言う確証はない。もちろん輪番停電でも他地域に影響が出るのだが・・・。
結局は「いますぐ東電自身が実施可能」という唯一の確証がものを言って、今回の輪番停電計画が決定されたのだと思う。
記者会見をみても東電自身が相当混乱しているように見えるし。

まあ本当に無責任な言い方だが、東電はがんばって欲しい。
出来ることなら今回の混乱を乗り切ったあと、その反省を他の企業にも展開してくれるとうれしい。情報の集約や意思決定をどうすればよかったか的なことを。
不幸な災害だったけど、そこからも何か教訓を得ないとね。

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