今日の中日新聞の天声人語みたいなやつを読んだ。
要約するとアンチ原発、アンチ管につきるのだが、
内容は吐き気のする内容だった。

まず「原発はこれまで風力発電などと比べてコストが安いと思われてきた」と始まる。続けて今回の震災で「放射能や風評被害などコストが安いとはいえないのではないか」と説く。

ここでのポイントは明確にコストデータを提示することなく、原発はコストが高いと誘導していることだ。そして発電方法で重要な発電の安定性など、その他の要素を無視して原発の危険性のみを強調する。
この時点ですでにアヤシイ論調である。

さらに続けて、脱原発を早々に表明したドイツを賞賛し、「白紙にもどして再検討する」という管を「鈍い」と批判する。その根拠としては「日本とドイツは共に電力の20%を原発に頼っている事情が同じ先進国だから」だそうである。

これでは管の発言を鈍いという論拠には乏しい。
周辺国との関係、人口、国民の生活スタイル・・。そういったことはまったく無視らしい。別にドイツの決断が悪いというわけではないが、これから原発をどうするのかをきちんと議論することは無駄なこととは思えない。

対案を明確に示せない連中の十八番である、安易な批判である。
こんな論調が大手新聞の一面を飾る。
政治家がダメな奴ばっかになるのも無理はない。

マスコミの端くれなら、もっと冷徹にメリットとデメリットを上げて、
読者に議論を喚起するようにしろよ。

コメント

マサムネ
2011年4月20日17:24

日本のアレはマスコミではなく世論をあおる「マスゴミ」ですので無理です。

真実は自分の目で!

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