ウイポ7　2012

ウイニングポスト7　2012を買うかどうか悩んでいる。

ウイポワールドの際に騙された経験から、今回は発売日に買わず情報を集めていた。ポイントはなんと言っても架空の箱庭プレイが出来るかということである。ウイポワールドではこれが出来なかったことが、私にとって致命的だったからだ。その点で言うとウイポ7　2012は問題ないらしい。
２ｃｈのウイポ版では「ほぼウイポ7　2008の上位互換」という声もあった。
とはいえ、あくまでもマイナーチェンジの域は出ていないことも確かである。
それで買うかどうか悩んでいる次第である。

それにしてもウィポスレでの評価が非常に興味深い。
評判は悪くないのが、皆の期待度が低かったがゆえの評価であり、傑作というわけでもない。野球にたとえると、みんなゲッツーを心配していたらヒットだった、という感じである。
みんなゲームの出来がいいと興奮しているわけではない。
安堵している、というのがスレの雰囲気であろう。

去年、この逆の好例があった。
アリスソフトの大帝国とランスクエストである。
この2作は共にユーザーから「ホームラン」を期待されていたのだが、
実際出てきた作品は「面白いけどツーベースレベル」であったため多くの批判にさらされた。
私自身もこの2作は相当やりこんだが、ゲームの出来には不満があった。

みんなアリスソフトには期待していたのだ。「ホームランを打てる」と。
それに対して、コーエーへの期待というのは、もうないに等しい。
「せめてヒットを打ってくれ」というレベルである。誰もホームランを期待していない。

これはコーエーだけの話ではないかもしれないが、ある程度の固定ファンがいる企業にとっては、理想的な状態なのかもしれない。
ホームランを打たずともヒットでみんな納得する、惰性で買う。
たぶんそのうち「四球でも」「ランナーをすすめられればアウトでも」とレベルダウンしていくだろう。
それでもカテゴリをほぼ独占しているコーエーは利益を上げられる。
固定ファンの支持を食いつぶしながら。

三国志12も前情報を見ているとまずホームランは期待できない。
「せめてヒットであってくれ」というレベルの期待度である。
それでも多分買うだろうなと思っている当たり、間違いなく私は肥畜である。