三国志12　レビュー

三国志12。
間違いなくシリーズ最低の出来。ぶっちぎりである。
なんだろうこのチープさは。
グラフィックが多少きれいなブラウザゲームとしか言いようがない。

私はこれまでシリーズ全作をプレイしてきた。
各作品ごとに優劣はあれども、ある一定期間は熱中してプレイしてきたが、
それが今回の12では早々にやる気がなくなった。
少なくとも11ＰＫの方が１００倍楽しい。
（注：12が駄作過ぎるだけで、11PKが神ゲーと言うわけではない）

なんというか、このゲームのダメさ加減には頭を抱えてしまう。
ブラウザゲームとなんら代わりのない内政。
戦術もへったくれもない戦闘。
本拠地を手薄にして隣国へ攻め込む馬鹿なAI。
11より量も質も劣化している新武将グラフィック。
毎日ユーザー認証を求められる中古対策。
上記のように欠点をあげていけばきりがないうえ、
長所をあげろといわれても「ない」としか答えようがないのである。

このゲームをデザインした人はどういう考えだったのか知りたいものである。
少なくとも前作より面白い物を作ろうという思いはなかったはず。
いや、面白いゲームを作ろうと言う気すらなかったのではないか。
とりあえず形だけ整えればいい程度の思いだったのだろう。

ホントに感心してしまう。
こんなゲームが企画され、社内承認され、製作されるコーエーと言う会社に。
完成したゲームをやって、誰か一人でも心から「面白い」と思ったのか？

何度でも言おう。
三国志12は極めつけの駄作である。評価できる部分は皆無に等しい。
インストールの時間すら浪費であると断言する。